ノルウェーの石油会社アーケルBPは12月22日、スウェーデンのエネルギー大手ランディン・エナジーの石油・ガス事業を買収すると発表した。取引額は140億ドル。2022年4~6月期の買収手続き完了を見込む。
アーケルBPはノルウェーのエンジニアリング大手アーケルと英石油大手BPの合弁会社。買収は現金支払いと株式交換を組み合わせた形で実施する。現金部分は約22億ドル。BPとランディン一族は、買収で誕生する新会社の株式をそれぞれ15.9%、14.4%を握る。
アーケルBPとランディン・エナジーの石油部門は北海で石油・天然ガス田の探査、採掘を手掛けている。アーケルBPは買収によって1日当たりの採掘量(21年の推定量)が原油換算で40万バレルに達し、ノルウェーで最大手のエクイノールとの差が縮まる。