欧州議会のサッソリ議長が死去、深刻な合併症で

EUの欧州議会のサッソリ議長(65)が11日、入院先のイタリアの病院で死去した。同氏は昨年に体調が悪化し、欧州議会の報道官は10日、免疫不全による深刻な合併症で12月26日から入院し、公務をとりやめたことを明らかにしていた。

イタリア人のサッソリ氏は、ジャーナリスト出身。2009年に欧州議会の議員となった。14年に再選し、副議長に就任。19年7月から議長を務めていた。所属は議会第2会派の中道左派。

サッソリ氏は欧州で自国優先のナショナリズムが広がっていることに懸念を示し、EUへの移民に対する寛容な姿勢などで知られていた。

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