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2014/10/20

西欧

米半導体大手クアルコム、英CSRを買収

この記事の要約

米半導体大手クアルコムは15日、英同業CSRを買収することで合意したと発表した。買収額は25億ドル。2015年夏までの手続き完了を目指す。 CSRは近距離無線通信技術「ブルートゥース」に対応した半導体に強みを持つ企業。音 […]

米半導体大手クアルコムは15日、英同業CSRを買収することで合意したと発表した。買収額は25億ドル。2015年夏までの手続き完了を目指す。

CSRは近距離無線通信技術「ブルートゥース」に対応した半導体に強みを持つ企業。音響機器など幅広い機器向けの半導体も手掛けている。クアルコムは中核事業であるスマートフォン向け半導体部門の強化、同部門以外の事業を拡大するため、CSR買収を決めた。

CSRをめぐっては米マイクロチップ・テクノロジーも買収に乗り出していたが、CSR経営陣は買収価格が低すぎるとして拒否していた。

クアルコムはCSRを1株当たり9ポンドで取得する。これはマイクロチップ・テクノロジーによる8月の買収提案の直前の株価に56.5%を上乗せした水準となる。