ユーロ圏景況感、3カ月連続悪化

欧州委員会がこのほど発表したユーロ圏の1月の景況感指数(ESI、標準値100)は112.7となり、前月の113.8から1.1ポイント下落した。低下は3カ月連続。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大、物価の急上昇などを受けて景況感の悪化が続いている。

分野別では製造業が0.7ポイント、サービス業が1.8ポイント、消費者が0.1ポイント、建設業が2.0ポイントの幅で下落した。小売業は2.7ポイント上昇した。

EU27カ国ベースのESIは前月を1.4ポイント下回る111.6。主要国はドイツが0.8ポイント、スペインが0.6ポイントの上昇となったが、イタリアが6.1ポイント、フランスが2.8ポイントの幅で落ち込んだ。

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