EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2021年12月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で26.2%の上昇となった。原油や天然ガスなどエネルギーの価格高騰が物価を大きく押し上げる状況が続いている。(表参照)
上昇率は前月の23.7%を上回った。分野別ではエネルギーが73.4%、中間財が18.6%、資本財が4.6%、耐久消費財が4.8%、非耐久消費財が4.5%だった。
EU27カ国ベースの上昇率も26.2%。主要国はスペインが35.9%、イタリアが27.8%、ドイツが23.6%、フランスが17.7%となっている。