4月のEU新車販売20.6%減、10カ月連続マイナスに

欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の4月の新車乗用車の販売(登録)台数は68万4,506台となり、前年同月から20.6%減少した。販売低迷は10カ月連続。サプライチェーン混乱による半導体不足で新車供給が滞り、販売が落ち込む状況が続いている。(表参照)

販売が増えたのはアイルランド、スウェーデン、ルーマニア、クロアチアの4カ国だけ。主要市場はドイツが21.5%、フランスが22.6%、イタリアが33.0%、スペインが12.1%の幅で落ち込んだ。

欧米の主要メーカーは軒並み低迷した。マイナス幅はステランティスが32.1%で最大だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は27.1%減。

日本勢はトヨタが3.6%減、日産が8.0%減、マツダは32.0%減だった。三菱は11.9%増、ホンダは33.0%増と健闘した。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は20.2%減の83万447台。英国は15.8%減の11万9,167台となっている。

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