2018年6月20日

東欧金融業界が復調、利益率・不良債権比率ともに改善

中東欧の金融業界が復調している。ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)が14日発表した最新リポートによると、好景気が追い風となって銀行の不良債権が縮小し、利益率も向上している。また、多くの銀行で財務体質が改善 […]

塗料大手の蘭アクゾノーベル、ルーマニア同業を買収

塗料世界最大手のアクゾノーベル(オランダ)は18日、ルーマニアの装飾用塗料メーカー・ファブリョ(Fabryo)を買収すると発表した。当局の許可を経て年内に手続きが完了する見通し。取引額は明らかにされていない。 アクゾノー

中国銀聯、セルビアでサービス開始

セルビア中央銀行のセルビア国立銀行はこのほど、中国の決済サービス大手、中国銀聯(ユニオンペイ)が同国でのサービスを開始することを明らかにした。これによって中国銀聯のカード保有者は、セルビアの国営銀行バンカ・ポスタンスカ・

独リドル、ベオグラードに物流センター開所

独ディスカウントスーパー大手のリドルは12日、セルビアの首都ベオグラード近郊のノヴァ・パゾヴァに物流センターを開所した。床面積は4万5,000平方メートル。 リドルは2010年にセルビアに進出した。第1期計画として5,5

トルコの4月鉱工業生産6.2%増、伸び率は4カ月連続で縮小

トルコ統計局(TUIK)が13日発表した4月の鉱工業生産指数(稼働日調整済み)は前年同月比で6.2%上昇し、18カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の7.8%から1.6ポイント縮小した。上昇率の縮小は4カ月連続。

トルコ第3の原発はトラキア地方に=エネルギー相

トルコのアルバイラク・エネルギー天然資源相は13日、民放CNNトルコに対し、同国第3の原子力発電所をバルカン半島の東端に位置するトラキア地方に設置する方向で、すでに立地候補を絞った事実を明らかにした。ブルガリア国境に近い

エストニア国営電力、CFBボイラの技術更新を完了

エストニア国営電力エースティ・エネルギアの発電子会社であるエネフィットはこのほど、ナルヴァ発電所の循環型流動層(CFB)ボイラの技術更新を完了した。オイルシェール由来の乾留ガスの燃焼を改善することで、効率を向上させ、環境

ラトビア、電子行政サービスのAI導入を促進

ラトビアが行政機関によるデジタルサービスで人工知能(AI)の導入に乗り出す。環境・地方開発省のベルスキス事務次官(情報通信担当)が13日明らかにしたもので、同省は99万ユーロをAI導入プロジェクトに投資する計画だ。同国で

リトアニアのアへモス、再可エネ開発で中国企業と提携

リトアニアの複合企業アへモスグループ(Achemos Grupe)は12日、中国のエンジニアリング会社、華北電力工程と再生可能エネルギー事業で提携する覚書を交わした。風力、太陽光、バイオマス発電プロジェクトに共同で取り組

ロシア関税、国際小包への一律課税を提案

ロシア関税局は財務省に対し、同国に届く国際小包に一律20%の関税を課すことを提案した。外国通販で商品を購入する人が急速に増えているためで、政府にとって有力な税収源となりそうだ。 ロシアでは景気後退時でも通販の利用が伸び、

伊エニ、カザフで大型風力発電プロジェクト実施

伊エネルギー大手エニは12日、カザフスタンのアクトベ州北西部バダムシャで風力発電所を設置・運営する計画を明らかにした。同社は再生可能エネルギー事業拡大に向けて4年間で12億ユーロを投じる方針を掲げており、当該プロジェクト

カザフと中国が広範な事業協力、総額130億ドル規模

カザフスタン投資支援・促進機構は、北京で先ごろ開催されたカザフスタン・中国ビジネス会議において40の協力プロジェクトが成立したと発表した。契約総額は130億ドルで、工業分野やバイオテクノロジー等に関連したハイテク製品を同

介護人材が流出~ポーランド

ポーランド介護業界の人手不足が深刻化している。ワルシャワ郊外で老人ホームを経営するイヴォナ・シチェパニアクさんによると、5年前の開所時には簡単だったポーランド人の採用が、今では不可能な状況という。その理由は「出稼ぎ」だ。

英たばこ大手BAT、ルーマニア増強に8億ユーロ

英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は11日、ルーマニア南部プロイェシュティの工場を拡張すると発表した。今後5年間で8億ユーロを投じ、健康への負担が少ないとされる加熱式たばこ「Neostiks」など

チェコの5月インフレ率2.2%

チェコ統計局(CSU)が11日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.2%上昇し、上げ幅は前月から0.3ポイント拡大した。インフレ率の上昇は2カ月連続。 構成比重の高い「自動車燃料含む運輸」が2.9%(前

チェコ投資会社PPF、テレノールのセルビア金融子会社を買収

中東欧最大の民間投資会社であるPPF(チェコ)は15日、ノルウェー電気通信大手テレノールのセルビア金融子会社テレノール・バンカを完全買収すると発表した。テレノールの中東欧資産の取得を受けたもので、取引成立にはセルビア中央

マケドニアがEU加盟へ前進、国名問題でギリシャと合意

ギリシャ、マケドニアの両政府は12日、マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意したと発表した。合意内容は両国の議会で承認される必要があるが、マケドニアの欧州連合(EU)加盟の障害となってきた同問題が政

アナトリア横断パイプライン、一部が開通

アゼルバイジャン産の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶアナトリア横断パイプライン(TANAP)が12日に部分開通し、トルコ西部のエスキシェヒルで関係国首脳の出席のもと開通式典が行われた。同式典でトルコのエルドアン大統領は、

ハンガリーのタイヤ業界、今春の売上高が過去10年で最高に

ハンガリーのタイヤ業界では、この春のタイヤ交換シーズンの業界売上高が、過去10年で最高を記録しそうだ。人手不足を背景に交換工賃が上昇しているのが主な理由で、オンラインショップで購入し、業者に交換を依頼する人も増えていると

ミネベアミツミ、スロバキア工場が開所

ミネベアミツミ(本社:長野)は18日、スロバキア東部のコシツェ工場が開所したと発表した。車載モーターを手始めに、将来的には車載アンテナ、LEDバックライトなども生産する。また、ドイツに続く欧州第2の開発拠点も設ける。新工

独電線大手レオニ、ブルガリアに工場開設

電線大手の独レオニがブルガリアに進出する。同国経済省が12日明らかにしたもので、北部のプレヴェンに自動車向けの部品工場を開設する。投資額は3,200万ユーロ。年内に生産を開始し、2020年までにフル稼働に移行する。 新工

独車部品K&Sのセルビア工場が開所、ケーブル部品を生産

独自動車部品大手のクロムベルク&シューベルト(K&S)は14日、セルビア中部のクルシェヴァツに工場を開設した。ワイヤーハーネスなどのケーブル部品を生産し、ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン(VW)などの自動車大手に供

独車部品フォアヴェルク、セルビア拠点に5000万ユーロ

自動車の軸受け部品などを手掛ける独フォアヴェルク・オートテック(ヴッパータール)は、セルビア中西部のチャチャクに工場を建設する。市当局の先ごろの発表によると、すでに同社の複数のセルビア子会社と当局との間で、同市のプレリナ

トルコ国民車計画、投資規模32億ユーロ

トルコのエズリュー科学産業技術相は8日、国民車(純国産車)を開発するプロジェクトへの投資規模が32億ユーロに上ることを明らかにした。国民車事業は長期的に国民総生産(GNP)を約500億ユーロ(約588億米ドル)押し上げ、

ポーランド石油大手、石化事業増強へ大型投資

ポーランド石油最大手PKNオルレンは12日、石油化学事業の強化に向けて約83億ズロチ(19億3,900万ユーロ)を投資する計画を明らかにした。同社として過去最大規模の投資で、2023年までに国内中部のプウォツクとブウォツ

ポーランド最低賃金引き上げ、来年から2220ズロチに

ポーランド政府が法定最低賃金の改定を計画している。来年1月1日付で現行の2,100ズロチから2,220ズロチ(約517ユーロ)に引き上げる方針だ。時給では13.7ズロチから14.5ズロチに引き上げる。 シュヴェド副労働相

ハンガリー鉱工業生産、4月は7.8%増

ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した4月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で7.8%増加した。同業生産高のプラスは2カ月ぶり。前月は2.4%減少していた。 分野別でみると、構成比重の大きい製造

チェコ中銀、銀行の自己資本積み増しを義務付け

チェコ中央銀行は12日発表した最新の「金融安定性報告書」で、金融機関に貸し倒れリスクに備えてカウンターシクリカル(反景気循環的)資本バッファーの積み増しを求めることを明らかにした。 反景気循環的資本バッファーは、景気の下

ゴミ収集ソリューション開発 トルコ

自治体や廃棄物処理業者向けに、IoTを活用したゴミ収集ソリューションを開発・提供している。ゴミ収集管理サービスをスマート化することで、コスト削減と環境負荷の低減を実現する。同社の事業は欧州連合(EU)の助成金を獲得してい