2010/1/13

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

印ランバクシーのルーマニア子会社、従業員10%削減へ

この記事の要約

インドの後発医薬品大手ランバクシー・ラボラトリーズのルーマニア子会社、テラピア・ランバクシーが今後数カ月で従業員の10%を削減する計画だ。ルーマニアの経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が8日、伝えた。経済危機で市民の購買 […]

インドの後発医薬品大手ランバクシー・ラボラトリーズのルーマニア子会社、テラピア・ランバクシーが今後数カ月で従業員の10%を削減する計画だ。ルーマニアの経済紙『ジアルル・フィナンチアル』が8日、伝えた。経済危機で市民の購買力が低下したことに加え、各国政府が医療品支出を抑制しようと規制を強化し、売り上げが落ち込んだためとしている。

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同紙によると、従業員約900人中の84人が削減対象。同社の2009年7-9月期売上高は前年同期比25%減の1,700万米ドルに縮小していた。

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ルーマニアの製薬業界では大きな倒産こそないものの、生産縮小の動きが相次いでいる。仏サノフィ傘下のゼンティバは昨年9月中旬から10月末までの1カ月半、生産の一部を停止。また国内製薬大手LaborMedも同年12月、従業員の半数を一時帰休させる決定を下した。

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ルーマニアの製薬市場規模は18億ユーロとされる。ランバクシーは06年にテラピアを買収し、クルージュ・ナポカ工場で高脂血症用剤「Simvor」、末梢性血管拡張薬「Pentoxi Retard」、抗血栓剤「Aspenter」、咽喉用製剤「Faringosept」などを生産している。

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