2010/1/27

ロシア

トルコのガス大手、11年からロシア産ガス供給

この記事の要約

トルコのガス大手アクサ・ドアルガズ(Aksa Dogalgaz)は、2011年からロシア産天然ガスの供給を開始する。Kazanci社長が21日、ロイター通信とのインタビューで明らかにした。\ ロシアの天然ガス独占企業ガス […]

トルコのガス大手アクサ・ドアルガズ(Aksa Dogalgaz)は、2011年からロシア産天然ガスの供給を開始する。Kazanci社長が21日、ロイター通信とのインタビューで明らかにした。

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ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムは現在、国営パイプライン会社ボタスを通じて年間60億立方メートルを輸出している。Kazanci社長によると、ガスプロムは11年に期限を迎えるボタスとの契約を更新せず、アクサと供給契約を締結する意向を示している。ただ、現行法では、国営会社であるボタスが契約しているガス会社と民間企業が契約を結ぶことは禁じられているため、トルコ政府は法改正に向けて準備を進めているという。アクサとガスプロムはトルコのエネルギー事業で協力を強化することで合意しており、アンカラの発電会社やガス供給会社の民営化入札に共同で参加することも検討している。

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Kazanci社長はまた、外国企業と連合を組み、トルコ初の原子力発電所の建設プロジェクトに入札する計画であることを明らかにした。08年に実施された地中海沿岸のアックユに原発を建設するプロジェクトの入札では、ロシアのInterREO、アトムストロイエクスポルト及びトルコのパークテクニクの企業連合が落札したものの、売電価格をめぐるトラブルから入札が無効とされた。

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