2010/1/27

ロシア

米ファストフード大手2社、モスクワに進出

この記事の要約

米ファストフード大手のダンキンドーナツ、バーガーキングがそれぞれ、モスクワで事業展開を計画している。複数の報道によると、ダンキンは年内に10店舗、バーガーキングは近く3店舗を開店。両社とも市場の成長余地は大きいとみている […]

米ファストフード大手のダンキンドーナツ、バーガーキングがそれぞれ、モスクワで事業展開を計画している。複数の報道によると、ダンキンは年内に10店舗、バーガーキングは近く3店舗を開店。両社とも市場の成長余地は大きいとみている。

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ダンキンはモスクワ事業に計60億ルーブルを投資する。モスクワの人口当たりのコーヒー・喫茶店の数はロンドンやニューヨークに比べ7分の1でしかなく、4,430億ルーブルに上るロシアの外食産業のうちコーヒー・喫茶店が占める割合は5%にしか過ぎないとして、今後大きく伸びると予測。将来的には店舗数を50店まで拡大させたいとしている。

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一方、バーガーキングは、ロシアで喫茶チェーン「ショコラードニツァ」を経営するブルゲル・ルス社と提携し、フランチャイズ形式で店舗数を拡大する計画。モスクワでは外食客の7割がファストフードを利用するとされるなどファストフードの人気が高く、金融危機が深刻化した2008年以前にはファストフード市場が年25~30%伸びていたことから、景気回復とともに再び市場が拡大すると期待している。日刊紙『コメルサント』によると、ロシアのファストフード市場は09年で450~470億ルーブル。(1RUB=3.0JPY)

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