2010/2/3

ポーランド

09年建設許可件数、前年比9%減

この記事の要約

ポーランド建設監督局(GUNB)は1月27日、2009年の建設許可件数が前年比9%減の21万2,279件だったと発表した。経済危機の影響で民間投資が冷え込んだ一方、公共事業関連の件数はプラスを確保した。GUNBでは、建設 […]

ポーランド建設監督局(GUNB)は1月27日、2009年の建設許可件数が前年比9%減の21万2,279件だったと発表した。経済危機の影響で民間投資が冷え込んだ一方、公共事業関連の件数はプラスを確保した。GUNBでは、建設投資に厳冬の影響が出ているものの、景気が回復に向かっていることから今年の許可件数は前年比5%程度の増加を見込んでいる。

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許可件数の建設目的別内訳は、民間投資の落ち込みを反映して、一戸建て住宅が前年比12%減の9万6,032件、集合住宅が21%減の2,790件、産業用建物・倉庫が16%減の5,220件とそれぞれ大きく減少。欧州サッカーの大イベント「欧州選手権(通称:ユーロ2012)」の開催を控えて整備が期待されるホテル・宿泊施設も7%減の780件にとどまった。

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だが、橋りょう・ダムなど水関連施設が2%、交通インフラ、公共施設(スポーツスタジアム含む)はともに1%増加するなど、公共事業は底堅く推移。また通年で9%減となったパイプライン、通信・電力網は、下期が上期に比べ40%以上件数を伸びるなど、景気回復の流れに乗って全体的に下期で件数が増加した。

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なお28日に中央統計局が発表した国内総生産(GDP)では、建設が4.7%増加した。許可発行から着工まで時間差があることや、スタジアム建設など大規模事業が入ったことで、GDPベースでプラスになったとみられる。

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