2010/2/3

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア住宅価格、さらに下落か

この記事の要約

ブルガリアの住宅不動産が値下がりしている。現地の不動産仲介大手アドレスの調査によると、首都ソフィアと黒海に面した国内第3の都市ヴァルナの住宅不動産市場では2009年秋以降、4万レフ前後の物件に人気が集中。1年前の売れ筋は […]

ブルガリアの住宅不動産が値下がりしている。現地の不動産仲介大手アドレスの調査によると、首都ソフィアと黒海に面した国内第3の都市ヴァルナの住宅不動産市場では2009年秋以降、4万レフ前後の物件に人気が集中。1年前の売れ筋は5万レフだったため、値ごろ感が強まっている。ただ、景気の先行き不透明感から消費者は購入に慎重で、価格はさらに下落するとみられる。

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アドレスの予測によると、今年の住宅不動産市場では所有する住宅を売却して新しい住宅を購入するという二重取引が活発化しそうだ。同時に、銀行がローン返済不能となった担保物件を売りに出すというケースも増加するとみられ、その影響で価格下落がさらに進むことが考えられる。銀行の売却不動産が予想に反して少なければ「人気物件が不足がちになる」(アドレスのタッセヴァ氏)ため、銀行の動向も不動産価格の方向を決める重要な要因だ。

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国家統計局が先ごろ発表した2009年の不動産統計によると、国内不動産市場規模は前年を約20%下回った。住宅不動産価格が最も高かったのはヴァルナで、1平方メートルあたり1,686レフだった。これにソフィアが1,585レフ、黒海沿岸のブルガスが1,360レフで続いた。(1BGN=64.7JPY)

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