2010/2/3

バルト三国

リトアニア第4四半期GDP、マイナス13%

この記事の要約

リトアニア統計局が1月28日発表した2009年第4四半期(10-12月)の国内総生産(GDP)は前年同期比で13.0%減少した。ただ、マイナス幅は第2四半期の19.5%、第3四半期の14.2%から改善し、景気底打ちの兆し […]

リトアニア統計局が1月28日発表した2009年第4四半期(10-12月)の国内総生産(GDP)は前年同期比で13.0%減少した。ただ、マイナス幅は第2四半期の19.5%、第3四半期の14.2%から改善し、景気底打ちの兆しが見え始めた。

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09年通年のGDPは前年比15.0%のマイナスだった。産業別では、建設が43.3%、運輸・通信が17.3%、エネルギーが14.4%、行政・教育・医療・福祉が1.8%それぞれマイナスとなり、プラスだったのは農林水産業(1.6%)だけだった。

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中央銀行のサルキナス総裁は28日の記者会見で今年のGDPの見通しについて、「ゼロあるいはわずかなプラス成長が見込める」とコメントした。一方、北欧最大手銀行ノルデアのアナリスト、リンドブラド氏は、「今年はマイナス成長となる可能性が高いが、輸出主導で景気回復が続き、11年にはプラス成長が期待できる」との見方を示している。

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