2010/2/17

チェコ・スロバキア

チェコ失業率、1月は9.8%

この記事の要約

チェコ労働社会省が8日発表した1月の失業率は9.8%と前月から0.6ポイント悪化し、2005年1月以降で最悪の水準となった。1月末時点の求職者数は57万4,2261万3,654人で、前月末から3万5,090人増加した。男 […]

チェコ労働社会省が8日発表した1月の失業率は9.8%と前月から0.6ポイント悪化し、2005年1月以降で最悪の水準となった。1月末時点の求職者数は57万4,2261万3,654人で、前月末から3万5,090人増加した。男女別の失業率は女性が10.6%だったのに対し、男性は9.3%だった。

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失業保険の受給者は21万4,161人と、失業者全体の46.1%を占めた。 求人件数は3万1,557件で、前月から630件増加したものの、求人1人に対する平均応募者数は18.2人と、厳しい状況にある。都市別の失業率はイェセニーク(モラビア地方)の19,2%が最も高く、最低はプラハの3.8%だった。

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今後の労働市場の動向について、大手銀行CSOBのアナリスト、デュフェク氏は、「失業率は既にピークに達しており、10%を超えることはないだろう」と指摘。春には季節労働需要の増加で一時的に改善するもののその後は再び悪化し、本格的な改善は今年末以降となると見る。一方、コメルチニバンカのフライヤー氏は、失業率は3月まで悪化を続けて10%の大台に乗り、10年末も9.8%の高水準にとどまると予測している。

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