ハンガリーの薄膜シリコン太陽電池メーカーBudaSolarは16日、中国東北部・大連市で太陽電池の生産を計画する中国企業チャイナ・シティ・インベストメンツ(CCI)に技術供与することで合意したと発表した。BudaSolarはCCIの技術者や管理職の研修も受け入れる。取引額や投資額は公表されていない。
\CCIは大連市工業団地内に垂直統合型の太陽電池生産工場を整備する計画で、2011年下期には年85メガワットの生産能力で工場が稼働する予定。同社は将来的に、同工場の年産能力を1ギガワットまで引き上げるとしている。
\BudaSolarは同工場に向け、導電性ガラス(TCO)コーティングなど太陽電池生産に必要な技術をすべて供与する。今年4-6月にも技術支援を開始する意向だ。
\同社は07年にハンガリーの技術者らが設立した企業。大連市工業団地内には、ハンガリーの建設大手Harconもガラス、水質浄化用インフラの生産工場建設を進めている。
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