2010/2/24

チェコ・スロバキア

チェコのエンジニアリング業界、業績に明暗

この記事の要約

チェコのエンジニアリング業界は昨年、不況の影響で多くの企業が減収減益となったが、一部で好調な業績をあげた企業もあった。\ 各種プラント向け設備を手がけるKralovopolskaは売上高が20%増の8億コルナ、純利益が6 […]

チェコのエンジニアリング業界は昨年、不況の影響で多くの企業が減収減益となったが、一部で好調な業績をあげた企業もあった。

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各種プラント向け設備を手がけるKralovopolskaは売上高が20%増の8億コルナ、純利益が6倍の6,000万コルナに急伸。水車などを手がけるブランスコ・ホールディングは09年の売上高が前年比30%増の6億3,000万コルナ、営業利益が44%増の6,500万コルナに拡大した。また、タービンシステムのシュコダ・パワーは、売上高が過去最高の64億コルナ、粗利益も30%増の10億コルナと好調だった。

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一方、業績が振るわなかったのは、シーメンス(30%減収の300億コルナ)、トラックメーカーのタトラ(45%減収の35億コルナ)、ヴィトコビツェ・マシナリー(36%減収の14億4,300万コルナ)、調理機器メーカーのモラ・モラビア(18%減収の11億4,000万コルナ)、自動車部品のロバート・ボッシュ(2億7,670万コルナの黒字から200万コルナの赤字に転落)、ミシンメーカーのミネルバ・ボスコビツェ(赤字幅が7,600万コルナから1億2,500万コルナに拡大)など。

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CTK通信によると、09年のチェコの工作機械・金属成形機械の生産額は前年比35%減の106億5,000万コルナ、輸出額は同40%減の99億コルナに落ち込んだもようだ。(1CZK=4.8JPY)

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