ロシアのエネルギー省が2日発表した2月の資源・エネルギー統計によると、国内の原油生産量は1,008万バレル/日(bpd)、天然ガス生産量は20億7,000万立方メートルで、いずれも月間ベースで過去最高を更新した。
\原油生産が1,000万bpdを超えるのは6カ月連続で、ロシアはサウジアラビア(882万bpd)を大きく引き離し、世界最大の産油国の地位を維持した。昨年から商業生産に入ったロスネフチの東シベリア・バンコール油田のほか、複合企業システマ傘下の中規模石油会社バシネフチが西シベリアで生産を拡大したことが、2月の原油生産拡大に貢献した。
\天然ガス生産は、厳冬による需要拡大を背景に増加した。民間企業による生産が活発化する一方で、最大手のガスプロムの生産量は16億3,000万立方メートルで、1月の16億4,000万立方メートルから減少した。
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