米ゼネラル・エレクトリック(GE)の浄水装置製造子会社ゼノンが、カナダで行う生産の一部をハンガリーに近く移管するもようだ。ハンガリーのニュースサイト『Portfolio』などが12日伝えた。移管先はブダペスト西方で同社がすでに操業するオロスラーニ(Oroszlany)工場。移管に伴うコストは明らかにされていない。
\移管するのは同社の主力商品で中空糸型ろ過膜の「ZeeWeed」最新型。カナダの工場では移管により従業員45人に影響が出るが人員整理は行わず、配置転換を提案しているという。
\同社は2002年にオロスラーニ工場を開所。06年には2,000万米ドルを追加投資し、工場の敷地面積を2万2,600平方メートルに拡大していた。同社は研究開発施設や物流センターなどもこの敷地内に備える。
\GEは2006年にゼノンを買収し、ハンガリー工場を傘下に入れていた。GEは09年、グループ全体の最終利益が前年比38%縮小し、経営効率の改善を進めている。
\