2010/3/24

総合・マクロ

中東欧、ごみのリサイクル進まず

この記事の要約

ごみの量は少ないが、リサイクルはほとんど進んでいない――ごみ処理をめぐる中東欧諸国のこんな実態が、EU統計局ユーロスタットが19日発表した調査で明らかになった。\ この調査は、EU加盟27カ国の2008年におけるごみの量 […]

ごみの量は少ないが、リサイクルはほとんど進んでいない――ごみ処理をめぐる中東欧諸国のこんな実態が、EU統計局ユーロスタットが19日発表した調査で明らかになった。

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この調査は、EU加盟27カ国の2008年におけるごみの量と、ごみ処理の行方を「地中に埋める」「焼却する」「再生利用する」「バイオ処理で堆肥化する」の4つにまとめたもの。中東欧諸国は1人当たりのごみの量で、チェコの306キロをはじめ、ポーランド320キロ、スロバキアの328キロなどEU平均の524キロを大きく下回った。

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ところが、リサイクルについては「再生利用」「堆肥化」を合わせたリサイクル率が0%だったブルガリアを筆頭に、ルーマニアが1%、チェコ、リトアニアが4%など、EU平均の40%を上回った中東欧の国は皆無。多くの国が大半を「地中に埋める」で処理しており、リサイクルの強化が求められそうだ。

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ポーランド
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