2010/3/24

ポーランド

韓国の通信大手2社、ポーランド進出を模索

この記事の要約

韓国の通信大手2社、KTとSKテレコムがともに、ポーランドの移動体通信市場への参入を狙っている。ポーランド経済紙『Puls Biznesu』が23日付で伝えたところによると、両社はそれぞれ現地企業との提携でポーランド進出 […]

韓国の通信大手2社、KTとSKテレコムがともに、ポーランドの移動体通信市場への参入を狙っている。ポーランド経済紙『Puls Biznesu』が23日付で伝えたところによると、両社はそれぞれ現地企業との提携でポーランド進出を図る方針で、すでに現地企業と接触したもようだ。韓国内で激しい競争を展開している両社だが、ポーランドでもシェア争いを繰り広げる可能性がありそうだ。

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『Puls Biznesu』紙は、両社のポーランド進出を後押しする韓国・輸出入銀行幹部の話を引用して報じた。同紙の取材に対し、両社は交渉がまだ初期段階だとしながらも、関心を認めたという。

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KTは高度な技術を活用した携帯電話サービスをポーランドで始めたい考えで、現地通信企業との資本提携や合弁会社の設立を視野に、近く正式な協議に入るとしている。一方、SKはモバイルインターネットサービスの提供に向け、現地通信会社との合弁や技術供与を検討しているという。

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両社が接触した現地企業の名前は明らかにされていない。ただ、携帯電話サービス大手4社のうち、国営企業が株式を持ち合うポルコムテル、後発で格安を売りにするP4の2社は、これまでも株主が戦略提携先になりうる企業と株式譲渡について協議した過去がある。両社のポーランド携帯電話市場におけるシェアは、ポルコムテルが約30%、P4が5%程度。

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