2010/3/24

チェコ・スロバキア

起亜、スロバキアに1億ユーロ追加投資

この記事の要約

韓国の起亜自動車は18日、スロバキアで1億ユーロを追加投資し、エンジンを生産する第2工場を建設すると発表した。起亜はすでに建設に必要なすべての許可を取得しており、4月に着工する方針。2011年末には稼動を開始、12年には […]

韓国の起亜自動車は18日、スロバキアで1億ユーロを追加投資し、エンジンを生産する第2工場を建設すると発表した。起亜はすでに建設に必要なすべての許可を取得しており、4月に着工する方針。2011年末には稼動を開始、12年にはフル稼働に入り年15万基のエンジン生産を見込む。

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エンジン第2工場の建設地は、第1工場のある同国北西部ジリナの近郊。起亜は第2工場の稼動までに270人を雇用する。スロバキア政府はこれに対し、1,500万ユーロ相当の税控除を認め、計画を後押しする。

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第2工場がフル生産に入ると、第1工場と合わせたエンジン生産能力は年45万基以上に拡大する。第1工場に併設されている起亜の自動車工場のほか、現代自動車がチェコ東部で生産する小型MPV(多目的車)「ヴェンガ」、小型車「i30」向けなどに供給される見通しだ。

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スロバキアには仏プジョー、独フォルクスワーゲンなどの自動車大手が進出しているが、エンジンの生産を行っているのは起亜のみ。1.4と1.6リッターのガソリンエンジンと、1.4、1.6、2.0リッターのディーゼルエンジンを生産しており、昨年は前年比37%増となる計24万3,000基以上を生産した。また完成車は小型車「シード」とSUV「スポーテージ」の生産を手がけており、昨年の生産比率はシードが8割、スポーテージが2割だった。

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