スズキがハンガリーのエステルゴム工場で新型車の生産を計画している。26日付の現地紙『ネープサバッチャーグ』が報じた。
\この新型車は小型車「スイフト」の次世代モデル。スズキは9月に開催される仏パリ・モーターショーで公開する予定だが、同工場ではこれに先駆け、夏休み明けごろから生産を開始する。生産規模は明らかにされていない。
\一方、同工場で委託生産の可能性が持ち上がっていた独オペル「アギラ」の次世代モデルについて、同工場では生産しないことに決まったという。「アギラ」はスズキとオペルが協力、スズキの「ワゴンR」をベースにオペルが開発した小型車。同工場では昨年、現行モデルの「アギラ」を約6万台生産していた。
\同工場の昨年のスズキ車生産台数は、前年より約10万台少ない18万166台だった。今年は前年比微増の18万3,000台を見込んでいるという。
\ \アウディ・フンガリアは受注好調
\ \独フォルクスワーゲン傘下の高級車メーカー、アウディのハンガリー子会社であるアウディ・フンガリア・モーターが増産を計画している。同社広報がMTI通信に明らかにしたところによると、今年1-2月の乗用車生産台数は6,000台と金融危機が深刻化する以前の水準に回復。受注残から算出すると、今年通年の生産台数は前年より8万台程度多くなりそうだという。
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