2010/4/14

総合・マクロ

ロシアとスロバキア、エネルギー分野などで関係強化

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ大統領は7日、スロバキアを公式訪問し、ガシュパロビッチ大統領、フィツォ首相とそれぞれ会談。エネルギー分野などで協力を拡大し、両国の関係を深めることで合意した。\ チェコのプラハで行われる米ロ両国によ […]

ロシアのメドベージェフ大統領は7日、スロバキアを公式訪問し、ガシュパロビッチ大統領、フィツォ首相とそれぞれ会談。エネルギー分野などで協力を拡大し、両国の関係を深めることで合意した。

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チェコのプラハで行われる米ロ両国による新たな核軍縮条約の調印式への出席を前にスロバキアを初訪問したメドベージェフ大統領は、ガシュパロビッチ大統領主催の晩餐会で、スロバキアが重要なパートナーであると強調。同国がロシア産天然ガスの欧州向け輸送の経由地として「重要かつ信頼できる存在だ」と述べ、両国が欧州のエネルギー安全保障問題で協力していくことが必要との認識を示した。

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メドベージェフ大統領のスロバキア訪問には多くのロシア大手企業のトップが随行し、様々な協定が締結された。原子力独占企業体アトムエネルゴプロムの核燃料子会社TVELは、スロバキアの電力最大手Slovenske Elektrarne(SE)に2012年から5年間にわたり核燃料を供給するほか、ブラチスラバにサイクロトロンセンターを開設することで合意した。

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ロシア鉄道は、スロバキアのコシツェからブラチスラバ経由でオーストリアのウィーンまで広軌路線を延伸する合意文書に調印。鉄道車両メーカーのTatravagonkaとは、貨車生産を手がける合弁会社の設立で合意した。

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