2010/4/21

バルト三国

ラトビア銀行大手に3社が買収名乗り

この記事の要約

経営難に陥り国有化されたラトビアの銀行大手パレックスに、北欧最大の金融グループ・ノルデアなど3社が買収の意思を示しているもようだ。ロイターがこのほど伝えた。3社はそれぞれ異なった部門の買収を目指しているといい、ラトビア政 […]

経営難に陥り国有化されたラトビアの銀行大手パレックスに、北欧最大の金融グループ・ノルデアなど3社が買収の意思を示しているもようだ。ロイターがこのほど伝えた。3社はそれぞれ異なった部門の買収を目指しているといい、ラトビア政府はパレックスを分割して売却する公算が高そうだ。

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ノルデア以外の2社は、米投資銀行大手のモルガン・スタンレーと、ロシアで金鉱山開発を手がけるペトロパブロフスクの英親会社ピーター・ハンブロ。ノルデアはパレックスのリテール店舗、モルガンは不良資産管理、ハンブロはアセットマネジメント業務に関心を見せているという。ハンブロはすでに3月中に買収提案をラトビア政府に提出し、モルガンも非公式な買収案を提示。ロイターに対し、ノルデアはコメントを控えている。

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パレックスは金融危機以前、同国2位と言われた銀行大手。だが、破たんした米投資銀行大手リーマン・ブラザーズが発行した債券やロシア株式市場で被った損失が拡大して資金繰りに窮し、2008年11月に国有化された。09年通期決算は、純損失が1億2,700万ラトと2年連続の大幅な赤字を計上した。

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政府は09年で管理コストを4割削減。今年1月にはノムラ・インターナショナルとアドバイザリー契約を結び、パレックスの再建を目指しているが、適切な提案があれば売却するとの姿勢を打ち出している。政府はこれまで10億ラトを同行に注入した。3社と売却交渉がまとまれば、売却額は計5億~7億5,000万ラトに上るとみられている。(1LVL=176.8JPY)

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