2010/4/21

ロシア

ルサール、09年に黒字復帰

この記事の要約

ロシアのアルミ大手ルサールが12日発表した2009年通期決算は、純利益が8億2,100万米ドルとなり、前年の59億8,000万ドルの赤字から黒字に復帰した。売上高は48%減の81億6,500万ドルに後退したものの、コスト […]

ロシアのアルミ大手ルサールが12日発表した2009年通期決算は、純利益が8億2,100万米ドルとなり、前年の59億8,000万ドルの赤字から黒字に復帰した。売上高は48%減の81億6,500万ドルに後退したものの、コスト削減や保有する非鉄大手ノリリスク・ニッケル株式の再評価益が寄与した。

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09年の製品別生産量は、アルミニウムが前年比11%減の394万6,000トン、アルミナが36%減の727万9,000トン、ボーキサイトが41%減の1万1,300トン、アルミホイルなど包装資材が1%減の6万7,800トンだった。今年は中国やインドなどの新興国で需要が回復していることから、アルミニウムの生産を3%拡大する計画だ。

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ルサールは1月27日、ロシア企業として初めて香港証券取引市場に上場し、22億ドルを調達した。調達した資金は129億ドルに上る債務の返済に充当する。同社はまた、ルーブル建て社債を発行して債務返済を加速させることを検討している。

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