2010/5/5

ロシア

ウスチ・ルガ港、15年に取扱高1.7億トンへ

この記事の要約

ロシア・レニングラード州のウスチ・ルガ港は、国内最大級のコンテナ輸送拠点としてその将来が期待されている。同港の運営会社ウスチ・ルガ・カンパニーのシロコフ社長が4月28日、ロイター通信とのインタビューで明らかにしたところに […]

ロシア・レニングラード州のウスチ・ルガ港は、国内最大級のコンテナ輸送拠点としてその将来が期待されている。同港の運営会社ウスチ・ルガ・カンパニーのシロコフ社長が4月28日、ロイター通信とのインタビューで明らかにしたところによると、同港の取扱高は2009年の1,040万トンから今年は2,450万トンに拡大し、15年には1億7,000万トンに達する見通しだ。

\

シロコフ社長によると、ウスチ・ルガ港では石炭大手Kuzbassrazrezugolが積み出しターミナルの拡張工事を行っている。完工すれば同港の石炭取扱量は昨年の700万トンから今年は800万トン、11年に1,200万トンに拡大するという。また、昨年完成した自動車積み下ろしターミナルは、経済危機による自動車市場の不振で稼働率が低迷しているが、韓国の現代自動車と起亜自動車に利用を打診しており、年内にも合意する見通しだ。同港ではこのほか、年間処理能力500万~1,000万トンの穀物ターミナルの建設も計画されている。

\

11年2月には、大手コンテナターミナルオペレーターのナショナルコンタカンパニー(NCC)が建設するターミナルが稼働を開始する。このプロジェクトは昨年、経済危機の影響で中止されていたが、今年2月に再開された。NCCによると、ターミナルの取扱能力は年間15万個(20フィートコンテナ換算)を予定している。

\
ロシア
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |