2010/5/12

総合・マクロ

墺銀行ヒポ、中東欧4カ国から撤退

この記事の要約

オーストリア6位銀行のヒポ・グループ・アルペ・アドリア(HGAA)は、2014年までに中東欧の4カ国から撤退する。経営再建策の一環で、不採算国での事業を整理し、業績が比較的好調な国に経営資源を集中する。クラーネビッター最 […]

オーストリア6位銀行のヒポ・グループ・アルペ・アドリア(HGAA)は、2014年までに中東欧の4カ国から撤退する。経営再建策の一環で、不採算国での事業を整理し、業績が比較的好調な国に経営資源を集中する。クラーネビッター最高経営責任者(CEO)が、6日発行の週刊誌『NEWS』に掲載されたインタビューで明らかにした。

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同CEOによると、撤退が決まっているのはハンガリー、ブルガリア、マケドニア、ウクライナの4カ国で、モンテネグロも撤退する可能性が高い。一方、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、スロベニア、クロアチアでは事業を継続する方針。

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HGAAは南東欧地域を中心に幅広く事業を手がけていたが、リーマンショック以降に不良債権が膨らみ経営が急速に悪化。オーストリア政府は昨年12月、同行の過半数株式を取得し国有化すると発表した。

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