ダウ・ジョーンズ通信が4日報じたところによると、チェコのブルノ地方裁判所は、テキスタイル大手Odevni podnik(OP)の破産手続きを開始した。
\OPは最盛期には従業員3,000人を擁するチェコ最大のテキスタイルメーカーだったが、安価なアジア製品の流入に加えてリーマンショック以降の景気後退で業績が急速に悪化、今年1月にブルノ地裁に破産を申し立てた。大手銀行チェスカ・スポリテリナやライフアイゼンバンクを中心とする債権者はOPの再建に向け協議を行っていたが、期限までに再建策をまとめることができなかったため、同地裁は破産手続きの開始を決定した。
\OPは先月末に従業員1,500人のうち600人を解雇した。同社が抱える負債額は16億コルナ(6,270万ユーロ)に上る。
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