風力タービンを手がけるスイスのウィンデックスは、ルーマニア南東部コンスタンツァに工場を建設する。現地メディアファクス通信が16日報じた。
\ウィンデックスのルーマニア現地法人のシミオン社長によると、新工場への投資額は2,000万~2,500万ユーロを見込んでいる。今後2、3カ月以内に着工し、工期は約1年を要するという。
\ルーマニアではドブロジャ地方を中心にエネルギー関連の投資が相次いでいる。チェコ電力大手CEZは総額11億ユーロを投じてフンティネレに240基の風力タービンを設置するプロジェクトを進めており、これまでに70基を設置した。スペインのエネルギー大手イベルドローラは、2017年までに風力発電ファーム50カ所(総発電能力1,500メガワット)を建設し、国営送電会社トランスエレクトリカに電力を供給する契約を結んでいる。このほか、ポルトガル電力公社 (EDP)や伊エネルもそれぞれ風力発電プロジェクトを進めている。
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