風力発電プロジェクトのデベロッパーである独PNE Windがルーマニアとブルガリアで事業拡大を計画する。ルーマニアには同国子会社を通じて6億2,200万ユーロを投資し、風力発電所4カ所を建設する。発電能力は計366メガワット(MW)に上り、最初の発電所は来年末に完成する予定だ。
\ブルガリアでは6月初めに合弁会社を設立した。PNE Windが51%、現地のWindpark Dobrudzhaが49%出資する。合弁会社はルーマニアと国境を接する黒海沿岸地域で150MWの風力発電所を建設する。
\PNE Windは2007年にブルガリアに進出。これまでに複数の現地パートナーと共同で計400MW規模のプロジェクトを手がけてきた。南東欧2カ国のほかにも、ハンガリー、トルコ、英国、カナダに子会社や合弁会社があり、これまでに94カ所で風力発電所を建設。設置した541基のタービンの発電能力は計782MWに上る。
\