2010/6/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

モンテネグロ、風力発電事業を推進

この記事の要約

モンテネグロが風力発電事業を推進している。同国経済省によると、過去2年で5社が風力測定の許可を申請。うち2社は同省が行う風力発電の建設地入札を落札し、数年内に風力発電事業を実施する予定だ。政府は数カ月内に風力電力の固定買 […]

モンテネグロが風力発電事業を推進している。同国経済省によると、過去2年で5社が風力測定の許可を申請。うち2社は同省が行う風力発電の建設地入札を落札し、数年内に風力発電事業を実施する予定だ。政府は数カ月内に風力電力の固定買い取り制度を導入することも計画している。独経済紙『NfA』がこのほど報じた。

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同省は5月末、南部のウルツィニとバールの間にあるMozuraを建設地とする入札で、唯一応札したスペインの再生可能エネルギー企業Fersa Energias Renovablesを事業者に選んだ。Fersaは現地提携先のCelebicと共同で発電能力46メガワット(MW)の風力発電所を建設する。投資規模は6,500万ユーロ。Fersaは今後、政府と正式な契約を締結し、20年間の運転許可を取得する。その後2年以内に同国初の風力発電所が完成する予定だ。

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さらに、西部ニクシッチ近郊のKrnovoの建設地入札には、三菱重工業とIvica Consultingのコンソーシアムが応札した。政府の認可はまだ下りていない。同コンソーシアムは発電能力50MWの風力発電所を計画。20MWの追加オプションを含めた投資規模は7,000万~9,000万ユーロに上るという。

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