2010/6/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

香港PCG、ビバコム買収近く完了へ

この記事の要約

香港の投資会社パシフィック・センチュリー・グループ(PCG)は、ブルガリア通信会社ビバコム(Vivacom)の買収を近く完了する見通しだ。15日付けのブルガリア紙『ソフィア・モーニング・ニュース』が報じた。\ ビバコムは […]

香港の投資会社パシフィック・センチュリー・グループ(PCG)は、ブルガリア通信会社ビバコム(Vivacom)の買収を近く完了する見通しだ。15日付けのブルガリア紙『ソフィア・モーニング・ニュース』が報じた。

\

ビバコムは2007年から米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の資産運用部門のAIGインベストメンツ(現在はパインブリッジ・インベストメンツに改称)の傘下にある。今年3月にAIGからAIGインベストメンツを買収したPCGは、ビバコム買収に向けRBS、ドイツ銀行、RZBなどの債権銀行やブルガリア政府と協議を進めてきた。関係筋の情報によると、PCGはビバコムが抱える24億米ドルの債務の再編で債権者と合意に達したほか、ビバコムに向こう5年間で5億ドルを投資することを約束し、政府から買収の承認を取り付けた。

\

ビバコムは旧国営の通信最大手ブルガリアテレコム(BTC)と、携帯電話サービス会社ビバテルが合併して09年に創設された。ブルガリアの固定電話市場で97%という圧倒的なシェアを誇る。

\

香港有数の富豪であるリチャード・リー(李沢楷)氏が率いるPCGは、香港最大の電話会社パシフィック・センチュリー・サイバー・ワークス(PCCW)を傘下に持つ。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |