2010/12/8

ロシア

ルクオイル、第3四半期は37%増益

この記事の要約

ロシアの民間石油最大手ルクオイルは11月30日、第3四半期(7-9月期)決算の純利益が前年同期比37%増の28億2,700万米ドルとなったと発表した。原油価格の上昇が追い風となり、ブルームバーグのアナリスト予想中央値の2 […]

ロシアの民間石油最大手ルクオイルは11月30日、第3四半期(7-9月期)決算の純利益が前年同期比37%増の28億2,700万米ドルとなったと発表した。原油価格の上昇が追い風となり、ブルームバーグのアナリスト予想中央値の22億4,000万ドルを上回った。売上高は21%増の265億1,700万ドル、営業利益は11%増の31億6,700万ドルだった。

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同社はカスピ海のコルチャギン油田からの石油精製を今春開始したばかりだが、早ければ12月にも政府の原油輸出税控除が適用される可能性があるという。米ヒューストンに本拠地を置く総合石油コノコ・フィリップスは、ルクオイルに20%保有する株式を売却するが、負債返済後、再び買い戻す予定だとしている。

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なお、ロシア石油最大手の国営ロスネフチは第3四半期に純利益を倍増させ、25億7,000万ドルとした。輸出税に優遇税率が適用される油田からの生産量が増加したことや原油価格上昇ことが奏功した。

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