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2010/12/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリアが31社を民営化、14日に競売開始

この記事の要約

ブルガリア政府が今年度の財政改善の最後の手段として、国営企業の民営化を急いでいる。現地メディアの報道によると、政府は31の国営会社をソフィア証券取引所での公開競売により売却する。競売期間は12月14日から27日まで。31 […]

ブルガリア政府が今年度の財政改善の最後の手段として、国営企業の民営化を急いでいる。現地メディアの報道によると、政府は31の国営会社をソフィア証券取引所での公開競売により売却する。競売期間は12月14日から27日まで。31社とも最低オファー価格で落札された場合、売却収入は7,888万レフに上る。

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今回の民営化の注目企業は、技術装置、電気設備、鉄鋼製品などを扱うMontazhi。政府は100%の民営化により7,000万レフの収入を期待しているが、早くも市場ではこの価格は高すぎて買い手が見つからないとの見方が浮上している。売却収入の大部分は財政危機防止プログラムの一環で設立された国家統合整理会社(SCC)が、残りは年金基金の補助的基金(Silver Fund)が受け取る計画になっている。(1BGN=57.17JPY)

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