中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/2/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア、ネット通販利用者が急増

この記事の要約

ブルガリアでネット通販を定期的に利用する人が急速に増えていることが、ポーランド系ネットオークション会社アレグロの委託で、中東欧電子商取引市場の調査を得意とするGemiusが実施した調査で明らかになった。調査は昨年11月、 […]

ブルガリアでネット通販を定期的に利用する人が急速に増えていることが、ポーランド系ネットオークション会社アレグロの委託で、中東欧電子商取引市場の調査を得意とするGemiusが実施した調査で明らかになった。調査は昨年11月、ネットユーザー800人を対象に行われた。

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インターネットを通じて買い物をした人は2010年に人口の22%にのぼり、前年実績を9ポイント上回った。利用頻度が毎月5回以上の人は7%で、ネット通販経験者は54%と半数以上に上った。一方で、年1回以下しか利用しない人や全く利用しない人の比率は低下する傾向にある。

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今回の調査結果を1年前と比較すると、ネットで買い物をしない人の間で、玩具、子供服、食品、家具を中心にネット通販への関心が高まった。

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取引の83%はオンラインショップが占めた。ユーザーのうち、ブルガリアのショップで買うと答えたのは58%で、外国事業者も利用するとした人の38%を大きく上回った。

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ネット通販の利用者は、さまざまなサイトで価格を比較するなど、ネットを調査の道具として活用している。

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性別では男性のほうが利用率が高い。年齢別では36~45歳が45%近くを占めた。収入別では月収1,000~2,000レフの高所得層が13%を占めた。決済方法としては口座振替とクレジットカードが主流だ。

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モバイルネット通販の利用は少なく、ユーザーでは月収1,000レフ以上の16~25歳が最も多かった。(1BGN=57.44JPY)

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