チェコ統計局（CSU）は14日、2010年10-12月期の国内総生産（GDP、季節調整済み、速報値）が前年同期から2.9％増加したと発表した。建設・農業部門が低迷したものの、輸送機器、機械、電気・光学機器などの製造業が好調で全体をけん引した。
\10年通期のGDPは、前の期から2.3％増加した。ユーロ圏の景気回復を受け年後半に輸出が伸び成長率を押し上げた。品目別では化学製品、ゴム・プラスチック製品、機械、輸送機器、電気・光学機器の輸出が好調だった。
\パトリア・ファイナンスのチーフエコノミスト、ダビド・マレク氏は、昨年のチェコ経済は、主要貿易相手国であるドイツとスロバキアの景気拡大の恩恵を受けたと指摘。今年もこの流れは続き、11年の経済成長率は2.4％になるとの予測を示した。
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