中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/4/20

ハンガリー

華為技術、ハンガリー物流センターを拡充

この記事の要約

中国通信機器大手の華為技術がハンガリー南西部のペーチに置く欧州サプライセンター(ESC)を強化する。ペーチ工場での大量生産体制を整える計画の一環。欧州・中東市場に製品を供給するほか、独立国家共同体(CIS)や北米の移動通 […]

中国通信機器大手の華為技術がハンガリー南西部のペーチに置く欧州サプライセンター(ESC)を強化する。ペーチ工場での大量生産体制を整える計画の一環。欧州・中東市場に製品を供給するほか、独立国家共同体(CIS)や北米の移動通信ネットワーク構築事業向けの設備も供給する。規模拡大により、ESCの出荷高は今年、昨年の6億米ドルの2~3倍に急増すると見込まれている。

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華為技術は2009年5月、電子機器受託製造サービス(EMS)大手、エルコテック(フィンランド)のペーチ工場で試験的に組み立て生産を開始した。その結果、独自生産の採算は十分と判断し、拠点拡充を決めた。すでにネットワーク機器と携帯端末の大量生産を開始している。

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ペーチのサプライセンターは、華為技術にとってブラジルに次いで世界で2番目の規模の物流センターとなる。

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