2011/5/11

ポーランド

ポーランドPMI、4月は低下

この記事の要約

ポーランドの4月製造業購買担当者指数(PMI)は54.4となり、3月の54.8から低下した。ただ、PMIを集計・発表しているHSBC銀行は、新規受注、生産、雇用、仕入れについて増加基調を維持していることから、同国製造業の […]

ポーランドの4月製造業購買担当者指数(PMI)は54.4となり、3月の54.8から低下した。ただ、PMIを集計・発表しているHSBC銀行は、新規受注、生産、雇用、仕入れについて増加基調を維持していることから、同国製造業の事業環境が更に大幅改善するとの観測を示している。主要輸出先であるドイツとフランスの鉱工業生産が活発なことも、今後の製造業の事業展開にとって好材料となっている。

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一方、金属、化学品、燃料、食料、紙など原料の需要拡大にともない、納品までに時間がかかる傾向は4月も続いた。同様の理由で仕入れ価格も依然として大幅上昇している。仕入れ価格上昇の影響は消費者物価にもすでに表れており、3月のインフレ率は過去2年半で最高の4.3%に達した。ポーランド中央銀行は今年に入りすでに2度の利上げを実施したが、新たな利上げの観測も浮上している。

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