2011/5/25

ハンガリー

3月のハンガリー雇用数0.7%増、実質賃金は2.7%減

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が18日発表した雇用統計によると、3月の雇用総数は266万2,000人となり、前月から2万1,800人増加した。前年同月比では0.7%拡大した。うち、公共部門は78万2,200人で前年同月比 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が18日発表した雇用統計によると、3月の雇用総数は266万2,000人となり、前月から2万1,800人増加した。前年同月比では0.7%拡大した。うち、公共部門は78万2,200人で前年同月比4.4%減、1-3月期では71万2,300人で前年同期比4.6%減だった。民間雇用数は183万2,000人で前年同月から2.7%上昇、11カ月連続の増加を示した。

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税込み賃金は前年同月比で1.4%縮小、手取り賃金は1.7%増加した。ただ、インフレ率が4.5%と賃金上昇率を上回ったため、実質賃金は2.7%減少した。前月(2月)に1.5%増と4カ月ぶりのプラスを記録したが、再び縮小に転じた形だ。

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民間部門で前年同月比4.6%増となった一方、公共部門では15.9%減少した。これは比較対象となった2010年3月に年間の諸手当が一括して支給されたことが原因だ。

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1-3月期の手取り賃金は前年同期比で3.5%増加した(扶養者控除規定の変更による影響調整後)。

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3月の基本給は前年同月比で5.2%上昇した。民間部門で4.3%、公共部門で6.1%、それぞれ増加した。1-3月期では4.4%増で、民間部門で3.8%増、公共部門で5.3%増となった。

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