2011/5/25

チェコ・スロバキア

チェコ大手4行、1-3月利益は6%増

この記事の要約

チェコの上位4銀行の2011年1-3月期の純利益の合計は116億コルナとなり、前年同期から6%増加した。現地CTK通信が13日、報じた。\ 1-3月期の純利益は、最大手のチェコ貯蓄銀行Ceska Sporitelna(C […]

チェコの上位4銀行の2011年1-3月期の純利益の合計は116億コルナとなり、前年同期から6%増加した。現地CTK通信が13日、報じた。

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1-3月期の純利益は、最大手のチェコ貯蓄銀行Ceska Sporitelna(CS)が前年同期比21%増の38億コルナ、チェスコベンスカ・オブホドニ銀行(CSOB)が3%減の37億8,000万コルナ、コメルチニ銀行は5%増の34億コルナ、ウニクレディト銀行が6%減の6億6,300万コルナだった。チェコの大手証券会社Cyrrusのアナリスト、Hatlapatka氏は、大手4行のリスク引当金は減少傾向が続いており、そのことが利益の成長を支える一方で、本業の利益は頭打ちあるいは減少していると指摘。下期の見通しについて、「4行のリスク引当金は相当に低い水準に減少していることから、今後はリスク引当金削減による増益効果はさほど期待できない。利益の成長を確保するためには、貸付市場が回復し、本業で利益を出せるようにすることが必要だ」とコメントした。(1CZK=4.72JPY)

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