2011/6/8

ポーランド

PKNオルレン、欧州最新の石化コンビナートが完成

この記事の要約

ポーランド石油化学最大手のPKNオルレンは2日、3年前に着工した欧州最新の石油化学コンビナートの落成式を行った。同コンビナートは同国中部のプウォツクとヴォツアベックにある生産施設から成り、ペットボトルの原料を生産する。投 […]

ポーランド石油化学最大手のPKNオルレンは2日、3年前に着工した欧州最新の石油化学コンビナートの落成式を行った。同コンビナートは同国中部のプウォツクとヴォツアベックにある生産施設から成り、ペットボトルの原料を生産する。投資総額は10億ユーロ超に上る。

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プウォツク工場はパラキシレン(PX)、ヴォツアベック工場は高純度テレフタル酸(PTA)を生産する。生産能力は年100万トン(PXが40万トン、PTAが60万トン)で欧州生産量の20%を占める。ポーランド初のPTA生産施設であるヴォツアベック工場は、三菱重工業が2007年に500億円で受注し、主要機器の供給や設計、機器調達、現地据付けを担当した。

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中東欧ではペットボトルの需要が順調に伸びていることから、PKNオルレンは新コンビナートの稼働で収益の大幅増加を見込んでいる。PTAは中国やインド、西欧市場にも輸出する。

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