ドイツの太陽光発電設備部品メーカーのSMAソーラーテクノロジーは14日、ポーランドの電磁部品メーカーdtw Sp.z.o.o.を年初にさかのぼって買収すると発表した。主力製品であるインバーターの基幹部品を内製化し、コストを削減する狙い。買収価格は3,350万ユーロで、うち、のれん代が2,800~3,000万ユーロに上る。来月にも買収手続きを完了する予定だ。
\dtwはチョークコイル、コイル、変圧器などを専門に生産しており、SMAソーラーとは長年の取引関係にある。昨年は従業員530人で7,400万ユーロの売上高を計上した。SMAソーラーによると、EBITベースの営業利益率は28.3%でSMAを上回る。
\SMAソーラー は太陽光発電設備用インバーターで40%の世界トップシェアを握る。dtwの買収による利益引き上げ効果(税引き前利益)は2,000~2,500万ユーロに上る見通し。昨年の売上高は19億ユーロだった。
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