クロアチア統計局が20日発表した2011年1-3月期の国内総生産(GDP、確定値)は前年同期から0.8%減となり、前期(10年10-12月)に続き2四半期連続のマイナスとなった。
\GDPに占める割合が最も大きい個人消費支出は、失業率の上昇と実質賃金の下落を背景に前年同期から0.1%減少した。政府消費支出は0.9%、総固定資本形成(投資)は6.7%それぞれ減少。昨年は好調だった輸出は11.1%のマイナスとなり、輸入も5.3%減と振るわなかった。
\クロアチアでは4月以降、輸出や個人消費の回復傾向が見られており、11年通年のGDP成長率は1.5%のプラスが予想されている。
\