2011/7/13

ポーランド

ポーランド、政策金利を4.5%に据え置き

この記事の要約

ポーランド中央銀行は6日、主要政策金利である7日物リファレンス金利を4.5%に据え置くことを決定した。市場の予想に沿うもので、利上げサイクルが一段落した格好だ。まずは今後の物価上昇動向を監視し、現行の金利水準が十分なイン […]

ポーランド中央銀行は6日、主要政策金利である7日物リファレンス金利を4.5%に据え置くことを決定した。市場の予想に沿うもので、利上げサイクルが一段落した格好だ。まずは今後の物価上昇動向を監視し、現行の金利水準が十分なインフレ抑制効果を発揮するか確認する。その上で、必要とあれば再び利上げを実施する。

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中銀は今年1月に2年半ぶりに金利を引き上げた。以後、4月、5月、6月にも見直しを行い、あわせて1パーセントポイントの利上げを行った。

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5月のインフレ率は5%と、依然として目標値の「1.5~3.5%」を上回る高水準にある。ただ、経済成長の減速と金融引き締め策が奏功し、インフレが低下していくと予想しているもようだ。銀行アナリストらは今後の金利動向について、利上げはないか、あっても微調整にとどまると予測している。

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中銀は6日、来年の経済成長予測を3月の「2.3~4.8%」から「1.9~4.5%」に引き下げた。2013年についても「2.1~3.7%」から「1.8~3.4%」に下方修正した。

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