2011/7/13

ポーランド

医療制度に大きな不満=有力紙アンケート調査

この記事の要約

ポーランド人が政府に最も取り組んで欲しいと考えている課題は保健医療制度であることが、日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ(DGP)』がこのほど実施したアンケート調査で明らかになった。\ 『DGP』紙はアンケートで、政府 […]

ポーランド人が政府に最も取り組んで欲しいと考えている課題は保健医療制度であることが、日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ(DGP)』がこのほど実施したアンケート調査で明らかになった。

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『DGP』紙はアンケートで、政府の取り組みに不満がある問題を複数回答で挙げるよう求めた。これによると、保健医療制度を挙げた人は全体の54%で最も多く、道路の整備・維持が40%、雇用が39%で次いだ。このほか、行政手続きの簡素化や、公務員数の削減という回答も目だった。

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保健医療制度については、心臓疾患のケアや救急サービスなどの点で改善が見られているものの、診療の際の待ち時間の長いことに不満を抱いている人が多かった。Lazarski大学の Gryglewicz教授は、「保健医療制度には大きな改善の余地がある」と指摘。例えば病院食を有料化することによって、医療の質向上に充当する資金ができると指摘する。また、ワルシャワ社会心理学大学のコナルスキー教授は、社会には税負担の増加に対する一定のコンセンサスはあるものの、同時に税金がより有効に使われることを求めているとコメントした。

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