東芝は5日、ブルガリアで火力発電所の石炭高効率利用に関する事業化調査を実施すると発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業で、調査期間は今年7月から来年3月末まで。
\ブルガリア中東部スタラ・ザゴラにあるマリッツァ・イースト火力発電所地区で、超臨界石炭火力発電設備と二酸化炭素を分離回収する設備の導入、および分離回収した二酸化炭素の貯留に関する調査を大成建設、仏シュルンベルジェ・カーボン・サービス、ソフィア大学などの協力を得て実施する。
\東芝はブルガリアで、チャイラ水力発電所の建設、マリッツァ・イースト2火力発電所、コズロドュイ原子力発電所の改良工事等の実績があり、現在は、国営電力会社ブルガリア・エナジー・ホールディングと火力・水力・原子力・太陽光などの発電分野およびスマートグリッド(次世代送電網)などのエネルギー効率化に関する協力について検討を行っている。
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