2011/7/27

チェコ・スロバキア

墺ライフアイゼン、チェコでもネット銀開始

この記事の要約

オーストリア大手銀行ライフアイゼンバンクのネットバンク子会社『ズノーバンク(Zuno Bank)』がこのほど、チェコでサービスを開始した。国内大手4行よりも低い貸付金利と高い預金金利で顧客獲得を狙い、預金金利ランキングで […]

オーストリア大手銀行ライフアイゼンバンクのネットバンク子会社『ズノーバンク(Zuno Bank)』がこのほど、チェコでサービスを開始した。国内大手4行よりも低い貸付金利と高い預金金利で顧客獲得を狙い、預金金利ランキングで常にトップ3入りを目指す。チェコでは他社もネットバンキングへの参入を計画しており、銀行業界では新たな顧客獲得競争が始まる。

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ズノーのオンライン口座手数料は無料だが、自動現金支払機(ATM)で現金を引き出す際に、業界水準の18コルナが手数料としてかかる。6カ月間を超える預金金額には3.5%の金利がつく。地元紙『Lidove Noviny]』によると、消費者の反応は非常に良好で、真夜中のサービス開始から12時間で、約500件の口座開設があったという。

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ライフアイゼンは中東欧市場でネットバンク事業を推進するため、ズノーを設立。他社と差別化しやすく、特徴的で覚えやすい社名がつけられた。昨年末に初進出したスロバキアの顧客数は6月末時点で1万8,000人、預金残高は1億2,500万ユーロを超える。来年はポーランドにも進出する計画だ。(1CZK=4.65JPY)

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