2011/7/27

チェコ・スロバキア

チェコ財務省、経済成長予測を上方修正

この記事の要約

チェコ財務省は21日、最新の経済見通しを発表し、今年と来年の経済成長予測を2.5%へと引き上げた。従来はそれぞれ1.9%、2.3%だった。第1四半期の国内総生産(GDP)が予想を上回るペースで拡大したことがその理由。20 […]

チェコ財務省は21日、最新の経済見通しを発表し、今年と来年の経済成長予測を2.5%へと引き上げた。従来はそれぞれ1.9%、2.3%だった。第1四半期の国内総生産(GDP)が予想を上回るペースで拡大したことがその理由。2013年は3.3%、14年は3.9%へと成長が加速すると見込む。

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購買力平価ベースの1人当たりGDPは今年も来年も変化せず、ユーロ圏の原加盟国12カ国の74~75%にとどまる。しかし、スロバキアやポーランド、ポルトガル、ハンガリーの水準は上回る見通しだ。

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一方で、今年のインフレ予測は2.3%、来年は3.5%と、従来値からそれぞれ0.2ポイント、0.3%ポイント引き上げた。来年の予測値が高いのは、付加価値税率が段階的に統一される予定だからだ。2013年には一律17.5%となる。

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失業率は昨年の7.3%から今年は6.7%、来年は6.4%に改善する見通し。今年の家計消費支出の成長率は0.5%と、従来から予想を0.2ポイント引き下げた。逆に、来年は0.1ポイント引き上げ、2%とした。

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