2011/7/27

ロシア

独EnBW、露ガス大手ノバテクと提携交渉

この記事の要約

独エネルギー大手のEnBWが、ロシアの民間天然ガス大手ノバテクと提携交渉を進めている。独経済紙『ハンデルスブラット』によると、交渉は順調に進んでいるもよう。また、\ EnBWの地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』 […]

独エネルギー大手のEnBWが、ロシアの民間天然ガス大手ノバテクと提携交渉を進めている。独経済紙『ハンデルスブラット』によると、交渉は順調に進んでいるもよう。また、

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EnBWの地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』は、取引規模は8億ユーロに上ると報じた。一方、両社はこれまでのところ交渉についてのコメントを一切控えている。

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20日付ロイター通信が関係者の話として報じたところによると、EnBWは独ガス3位VNGで保有する約48%のオプション権を行使し、取得した株式の最大4分の1をノバテクに売却することを提案したもよう。残りの株式はノバテクと設立する合弁会社に移管し、ノバテクはこれと引き換えに、EnBWに割安なガスを供給するという。

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ドイツの電力業界では2位のRWEが14日、ロシアの天然ガス最大手ガスプロムと戦略提携することで基本合意したばかり。政府が原発廃止を前倒ししたため、原子力に代わる発電源を速やかに確保し、収益低下を食い止めなければならないという事情が背景にある。

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EnBWは数年前から電力に偏った事業構造を是正し、天然ガス事業を強化する方針を打ち出している。一方、ロシア2位の天然ガス会社ノバテクは国外のプロジェクトに関心を示すものの、ヤマル半島のガス田の開発など国内事業を優先する立場を明らかにしている。

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