2011/8/10

ポーランド

自動車産業への直接投資が好調

この記事の要約

ポーランド情報・外国投資庁(PAIiIZ)によると、ポーランドの自動車産業の外国直接投資受け入れ額は2011年上期に4億9,200万ユーロとなり、業種別で2位のエネルギー産業の4,800万ユーロを大きく引き離して首位とな […]

ポーランド情報・外国投資庁(PAIiIZ)によると、ポーランドの自動車産業の外国直接投資受け入れ額は2011年上期に4億9,200万ユーロとなり、業種別で2位のエネルギー産業の4,800万ユーロを大きく引き離して首位となった。

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PAIiIZは現在、80億ズロチ相当の自動車関連の案件を抱えており、これらの案件がすべて実現した場合の雇用創出規模は8,000人が見込まれている。自動車アナリストのラファル・オルロフスキ氏によると、外国の自動車部品メーカーのポーランドへの関心は昨年以来高まる傾向にある。韓国の万都(マンド)は5月、ヴァウブジフ特別経済地区に工場を建設すると発表したほか、印アポロタイヤが2億ユーロ、フィンランドのノキアンタイヤズが5億ユーロ、ブリヂストンが1億2,000万ユーロ、アルミリムを手がけるスイスのロナルが1億ユーロの投資をそれぞれ表明している。完成車メーカーも、ポーランドに生産拠点を構えるフィアットやオペルが追加投資を表明。日産自動車と印タタは進出を検討している。

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ポーランドの自動車産業の輸出額は昨年170億ユーロだった。今年は190億ユーロに拡大する見通しだ。(1PLN=26.96JPY)

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